検索エンジンの現状

Googleに始まる被リンク評価や、キーワードとの関連度評価などの技術向上により、検索エンジンの性能は、随分向上した。Google以前は「欲しい情報が見つかればラッキー」ぐらいの感覚だったが、今は「がんばって探せば何とか見つかる」程度まで向上したと思う。

その地術的進歩が生んだ付加価値は、そのままGoogle社の利益となって表れている。Overture社のビル・グロスが始めた検索連動型の広告手法をいち早く取り入れたことも大きいが、数年にして売上高1兆円、利益3,000億円と、人類史上最高のスピードで成長できた理由は、まさにその付加価値にある。

しかし、ここへ来ていくつかの問題が論じられるようになってきた。

①情報の総量が爆発的に増大しており、既存の検索エンジンの延長上ではそのスピードに追いつけない

②上位にヒットするのは「みんなの意見」、いわゆる最大公約数的な意見ばかりであり、本当は大きな情報的価値を持つはずの「少数意見」が人々の目に留まらなくなる

 ①については、アスキーの最新号にデータがあったので後でアップしたい。
 
 ②については、本当にそう言えるのか、少し考えてみたい。

つづく?